この項目では、コンピュータの入力装置について説明しています。電気楽器、電子楽器については「キーボード (楽器)」をご覧ください。
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出典検索?: "キーボード" コンピュータ
キーボード(英: keyboard)は、英語でキー(英: key)と呼ばれる小さなボタンが規則正しく並び、これを指で押し下げて操作する入力装置のこと[1]。日本語では(稀に)鍵盤(けんばん)とも[注釈 1]。 一般的なキーボードの形状は、横長の板状の筐体におよそ百前後のキー(漢字では「鍵」)がまとめられている。キートップ(キーの上面)には文字、記号、や機能を示す文字やアイコン等が描かれている。 キーを押すこと(打鍵)で、文字や数字や記号などの入力や削除、文字種の変更のほか、カーソルの移動、ページ送り/戻しなどもでき、さらに複数のキーを同時押すことで、ある種の命令をコンピュータに与えることもできる(細かい機能については「#キーボードの機能」の節で説明)。 各キーは電気的スイッチとして機能している。キーを押すとスキャンコードがコンピュータへと送信されるしくみになっている。なおキーボードの種類にもよるが、単純にスイッチの開閉の状態をコンピュータに伝えるだけでなく、内部に集積回路が搭載されていて、さまざまな特殊な機能キーやワンタッチキーが使えるように、信号をあれこれ変換してからコンピュータに伝えているものもある。 キーの機構(あるいは構造)としては現在は主に、パンタグラフ方式 / メンブレン方式 / メカニカルスイッチ方式が主流であるが、技術的に言えば、他にもレーザー方式などいくつかの方式がある(「#キーボードの機構」の節で説明)。機構により、キーストローク(キーが押し下げられる距離。ミリ単位。)、キーを押した時の感覚(タッチ感、クリック感)、入力音の有無や音の質などがかなり異なる。ノートパソコンのキーボードは比較的打鍵音が小さいのだが、最近ではノートパソコンのキーボードよりもさらに静かな、ほぼ無音の、「静音タイプ」というものも販売されるようになっている[注釈 2]。 キーボードとコンピュータ本体は、一体化しているものも、分離しているものもある。たとえばノートパソコンはキーボードとコンピュータの本体が一体化している。1970年代なかばから1980年代のマイクロコンピュータ(パーソナルコンピュータ)でもキーボードとコンピュータ本体が一体のものが多かった(#歴史の節で説明)。1990年代から2000年ころまでのデスクトップ型パソコンは、本体とキーボードは別になっているものが多く、各ユーザは自分の好みに合うキーボードを別売りで探して差し替えるということがしばしば行われ、単体・別売りのキーボードの市場がそれなりの規模になっていたが、近年、パーソナルコンピュータの販売の8?9割ほどがノート型になるにつれ、キーボードが単体で販売されることは減り、そのためのキーボードの市場規模は縮小した。一方、2010年代にタブレット型端末やスマートフォンの使用が爆発的に増えたのと連動して、モバイル機器に接続するためのキーボードの販売のほうが次第に伸びてきた。モバイル機器にはタッチスクリーンがありソフトウェア方式のキーボードが表示されるので物理的なキーボード無しでも文字類はそれなりに入力できるが、物理的なキーボードを使うとタッチタイピングができ高速に文字を入力することができる。タブレットやスマートフォン用にはコンパクトに折りたためカバンやポーチなどに入れられ持ち運びに便利なものが選ばれている。 外付けにするキーボードとコンピュータ本体の間の接続の方法は、現在は基本的には、Bluetooth / 無線 / 有線(USB接続) の3種類である。 なおPCゲームをする人向けには、ゲームで有利に闘えるボタン配置で独特の機能も備えたゲーミングキーボードというものもある。
概要
IBM Model M(101拡張キーボード)
ThinkPadのコンパクトキーボード
Appleのワイヤレスキーボード
モバイル機器用の無線キーボード
モバイル機器用の折り畳めるキーボード
キーボードの種類